手元動画を撮りたいと思っても、いざカメラを選ぼうとすると、何を基準に選んだら良いか迷いますよね。
そんな時のポイントとして、まずは「自分が撮りたい対象が何なのか」という事を中心に考えると、選択肢が狭められて楽になると思います。
とにかくスペックの高いものを目指すのではなく『撮りたい対象』に応じた手元動画に最適なカメラという観点で、おすすめランキングをご紹介します。
目次
No.1【デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1】お料理用には「臨場感」が欲しい
まずは、手元動画の中でも「お料理動画」に絞って最適なカメラを紹介します。
料理動画を撮りたい時って、ガス周りや作業台、食材や調味料を写さなければなりませんよね。
これは、どちらかと言えば手元動画というよりは「俯瞰動画」とか「俯瞰アングル」という部類になります。
料理の手順や作業の様子を撮るわけですが、この場合はけっこう高い位置から、割と広い範囲を撮る事になります。
こういう場合は、やはり三脚が必要になります。
そしてカメラは、やや広い範囲が撮れるタイプがおススメです。
作業している手元にズームしすぎる画像だと、全体像が掴めず分かりにくいからです。
お料理動画の場合、細かい手元の作業よりも、料理している人の体の動きなども入っている方が、臨場感があって料理動画としては見やすい気がします。
とはいえ、時にはズームして、細かい手作業の内訳を映したい時もありますよね。
料理の仕上がりの美しさなども表現したいと思ったら、やっぱり奥行きや臨場感のある動画が撮れるカメラが良いと思います。
そんな俯瞰もズームアップにも強いカメラとして人気なのは、Vlog用デジタルカメラ【VLOGCAM ZV-1】です。
性能はもちろん、コンパクトで軽量なのも人気のポイントです。
No.2【ウェブカメラ C920r】メイキングや操作説明はお手軽に
手元動画といっても、手作業や道具の操作をレクチャーする動画なら、それほど広い範囲が撮れる必要はありません。
カメラが撮ることが出来る動画の範囲は「広角」と言って、機種によってかなり違います。
GoProのようなカメラに望遠機能が付いているのに対して、ウェブカメラはせいぜい人一人の上半身が映る程度になっています。
極端に「広角」が狭いウェブカメラになると、ほとんど肩から上くらいしか映らないものもあります。
とはいえ手元の作業を撮影する場合、高性能なウェブカメラなら十分な機能が備わっています。
【ロジクール ウェブカメラ C920r】は、比較的 広い範囲が撮影できるウェブカメラです。
具体的には、人の上半身が2人分入るくらいの範囲です。
ウェブカメラとしては最高クラスのスペックで、手元撮影をするのに十分な性能を備えています。
このウェブカメラをスタンドに取り付ければ、真上からの撮影が可能です。
アームタイプのスタンドは、自由自在に位置を決められるという所がポイントです。
先端の「カメラねじ」部分を、カメラの穴に差し込むだけで簡単に装着できます。
(このカメラねじは1/4インチという規格が決まっています)
No.1【書画カメラVZ-R】PC修理やプラモ組立の強い味方
手元動画の中でも、精密機器の修理やプラモデルの組み立てなどは、緻密で詳細な動画が撮りたいものですよね。
そんな時に活躍するのが【書画カメラ VZ-R】です。
「書画カメラ」の本来の目的は、本をスキャンしたり、プロジェクターとして細かい資料をクローズアップする事です。
ところが このカメラが、細かい手作業の手元動画に最適なんです。
クローズアップ機能が高く、詳細で正確なデータを捉える事ができるので、細かいディテールを撮影するのにピッタリです。
紙の資料も撮影できるので、設計図や取説なども、そのままクリアに映し出す事が出来ます。
何より、ライトやマイクも内蔵されていて、別にアームを取り付ける手間も一切無いので、お手軽な所がポイントです。
臨場感のあるドラマチックな影像というニーズでなく、ノウハウ的な情報を伝えるための「レクチャー」動画には最適だと思います。
じつはカメラの良し悪しよりも、大切かもしれない事
今回はカメラのおすすめランキングでしたが、手元動画には景色や人物撮影とは別の視点が必要ですよね。
手元系ユーチューバーにとって大切なのは、やっぱり「わかり易さ」が一番ではないでしょうか。
それには画質の美しさというよりも、構造や手順が「よく見える」という事の方が重要になってきます。
実際に撮影してみると影が出来やすかったり、鮮明に映らなかったりして、相当な明るさが必要なのを痛感しました。
とはいえ照明も追求したら、スタジオみたいな大掛かりなものが多くて敷居が高いです・・・(^_^;)
以前、作業系の動画で人気のあるYouTuberの人が「じつはカメラよりも照明の方が大切」と言ったのを聞いた事があります。
ところが その人が勧めていたライトは、意外にも撮影用ではありませんでした。
ガレージで使うようなヤツで、確かにすごく明るいです。
けっこう大きいので部屋に設置するのは難しいかもしれませんが、コスパ的には高額なカメラを購入するより良いかもしれません。