実印って、「夫婦共用で良いと思っていた」、「妻は特に必要ないものだと思っていた」

など、既婚女性でも実印を持たない方は いらっしゃると思います。

そういう奥さんが、急に本人の実印が必要になる場面とは、どんな時でしょうか?
それは、実家で遺産相続が発生したときです。

事前に分かっていれば準備する時間もありますが、いざ銀行の手続きの書類をもらって、文面に目を通した段階で気が付くような事があったら、ちょっと慌ててしまいますよね。

こんなとき、スムーズに、なるべく早く、自分自身の実印が作れる方法をご紹介したいと思います。

銀行の手続きで実印が必要になった!

相続で実印が必要になる場面の一つに、銀行の手続きがあります。

どうして相続人の実印の捺印や印鑑登録証明書を、銀行に提出する必要があるのでしょうか?

それは、まず ご家族が亡くなった時、遺族は銀行に死亡の通知をして故人の口座を凍結する必要があります。

その理由は、相続人が複数いる場合、誰かが勝手に預金をおろしてしまって、トラブルになるのを避けるためです。

そして、いったん凍結された口座を解除するには、相続人である事を証明するために、実印や印鑑登録証明書を銀行に提出しなければならないのです。

例えば、自分のお母さんが、お父さんの口座から預金を引き出して、生活していたとしましょう。
お父さんが亡くなってしまったら、お母さんは銀行に通知をしますね。

するとお父さんの口座は凍結され、遺産相続の手続きが終わるまで、お母さんは預金を引き出す事が出来なくなってしまいます。

これは極端な例ですが、やはり口座が凍結されたままでは不都合でしょうから、あまりのんびりもしていられませんよね。

相続には本人の実印が必要

相続で実印が必要になる場面は、他にも遺産分割協議、不動産登記、相続税の申告などがあります。
そして いずれの場合も、あくまでも「本人の実印」が必要です。

実印は夫婦共用でも良いと思っていた人は、新たに自分の実印を作らなくてはなりません。
そして印鑑を作ったら、印鑑登録もしなければなりませんよね。

ところが実印って、人によっては すぐに作れない場合もあるんです。
よく知らないで動いてしまうと、思った以上に時間がかかってしまう事があるので注意が必要です。

実印にする印鑑を迅速に手に入れる方法

実印って、お店に売っている印鑑とかではダメな印象がありませんか?

イメージ的には、象牙で出来ていて、大きくて、複雑な書体のもの・・・といった感じでしょうか。

ところが本当は、役所の規定にかなっていれば、どのような印鑑でもかまわないんです。

シャチハタでなく、サイズが 8.1mm以上、25mm以下なら、実印の登録をする事が出来ます。
(市町村によっては若干異なる場合もあるようですが)

ただ、セキュリティ上あまり簡単に手に入るようなタイプの印鑑は怖いですよね。

かといって印鑑ショップなどで作ろうと思うと、どれくらい日数がかかるかわからなかったり、実印となるとビックリするようなお値段になる事もあるかと思います。

そもそも、近くに良いお店が無い場合もありますよね。

こんな時オススメなのが「通販」です。
すぐ作ってもらえて、お値段も安い割に品質も悪くありません。

ただ、印鑑を作るときに気になるのが「個人情報の取扱い」だと思います。

それを言ってしまえば、印鑑の作成なんて依頼できないじゃないか?という事になってしまいそうですが、そこは個人情報保護に力を入れてそうなショップを選ぶことが大切だと思います。

それから、書体はなるべく複雑なものにしておくに越したことはないです。

これらの条件をクリアしている通販ショップは【はんこプレミアム】です。

木の素材なら、1,780円(税込)程度のお値段のもあります。

特急出荷サービスというのがあって、営業日の14時までの注文なら即日発送してくれます。
(特急料金あり)

10年の保証サービス(※無料)も付いています。
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印鑑登録をする時の注意

無事印鑑が手に入ったら、次は役所で印鑑登録をして証明書をもらわなくてはなりませんね。

ここで、写真付きの身分証明書を持っていない人は注意が必要です。

運転免許証やマイナンバーカード等の、写真付き本人確認書類を持っていれば、印鑑登録はその日のうちに出来ます。

ところが これが無いと、役所の窓口で申請した後、本人確認のため「書類の郵送」というワンクッションを置かれてしまいます。

これでは、急いでいる時は困ってしまいますよね。

写真付きの身分証なしで印鑑登録する方法

せっかく急いで印鑑を作っても、役所で待たされては たまりませんよね・・・。

でも大丈夫です。
写真付きの身分証明書が無くても、その日のうちに印鑑登録ができる方法があるんです。

それは、ご主人に「保証書」を書いてもらう という方法です。

すでにご主人が印鑑登録をされている場合、ご主人に保証してもらう事で奥さんの印鑑登録ができます。

ご主人に直筆で保証書を書いてもらい、実印を押印したものを窓口に提出すれば、その場で「印鑑登録カード」を受け取る事が出来ます。

詳しくは、利用される役所で確認してみて下さいね。

まとめ

実印は、成人や結婚の際に、親御さんがお子さんに作ってあげるという方もいらっしゃるようです。

でも、特に準備していなかった場合、急に必要になったりすると、ちょっと慌ててしまいますよね。
だけど実印となると大切なものですし、役所に登録できるのはひとり1個までなので、後から「しまった!」という事があったら嫌ですよね。

これらスピードと質のバランスを考えた結果、今回ご紹介した方法になりました。

作成した「印鑑登録カード」は番号しか記載されていないので、保管する際はご主人のものと区別されると、あとで分かりやすいと思います。

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